内容説明
かぐや姫は、丁重語とタメ口を使い分ける。帝は自敬表現(天皇語)で話すが、かぐや姫の正体を察すると、にわかに姫に尊敬語で応じる。古典を愛好してくださる方々のために、『竹取物語』本文(原文)の表現技法を現代語訳で解き明かす初めての試み。
目次
1 かぐや姫の生い立ち
2 貴公子たちの求婚
3 仏の御石の鉢
4 蓬莱の玉の枝
5 火鼠の皮衣
6 竜の頸の玉
7 燕の子安貝
8 帝の求婚
9 かぐや姫の昇天
10 富士の煙
付録論文『竹取物語』の会話文―「侍り」をめぐって
著者等紹介
関一雄[セキカズオ]
出生1934年、東京。現在、山口大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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