出版社内容情報
二条院、二条東院、六条院の邸における四方四季の構想とはーー
各邸の東西南北に住むことになる女性たちが持つ属性を読み解き、物語世界を支える秩序の秘密に迫る。
光源氏の王者性が、東・山・仏を表象する女性と、西・海・神を表象する女性を娶ることで保証されている論理を明らかにする。
【目次】
はじめに
第一章 王朝女流文学の隆盛――文芸観という観点から
第二章 二条東院構想
第三章 明石の君の大堰移住
第四章 北山と大堰、桂――紫の上と明石の君の登場
第五章 六条院の成立
第六章 住吉参詣と石山参詣
あとがき
索引
平沢 竜介[ヒラサワ リュウスケ]
著・文・その他
内容説明
二条院、二条東院、六条院の邸における四方四季の構想とは―各邸の東西南北に住むことになる女性たちが持つ属性を読み解き、物語世界を支える秩序の秘密に迫る。光源氏の王者性が、東・山・仏を表象する女性と、西・海・神を表象する女性を娶ることで保証されている論理を明らかにする。
目次
第1章 王朝女流文学の隆盛―文芸観という観点から
第2章 二条東院構想
第3章 明石の君の大堰移住
第4章 北山と大堰、桂―紫の上と明石の君の登場
第5章 六条院の成立
第6章 住吉参詣と石山参詣
著者等紹介
平沢竜介[ヒラサワリュウスケ]
1952年、長野県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻修士課程修了。国文学研究資料館助手を経て、白百合女子大学教授。(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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