内容説明
人間は死んでも霊魂となり、神として永遠に生きつづける。この日本人の霊魂不滅の人間観の本質を理解させるために出現された方便の仏が、親鸞が最後に説いた阿弥陀であった―。親鸞に導かれて、古代の日本に逢いに行く。
目次
1 親鸞の悪人―問題の所在
2 日本の浄土信仰―先人に学ぶ
3 親鸞の地方体験―日本の伝統に学ぶ
4 深まる親鸞の信仰―日本人の人間観の認識
5 親鸞の発見した日本人の原信仰
6 日本仏教の究極
7 親鸞の後継者たち―浄土真宗の確立
著者等紹介
諏訪春雄[スワハルオ]
1934年、新潟県新潟市に生まれる。新潟大学卒業、東京大学人文科学研究科博士課程修了、文学博士。学習院女子短期大学教授、学習院大学文学部教授を経て、学習院大学名誉教授。前国際浮世絵学会理事長。元日本近世文学会代表。大韓民国伝統文化研究院顧問。研究領域は近世文芸、浮世絵、比較民俗学、比較芸能史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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