内容説明
絶望のなかで飯塚染子は禅の問答集『無門関』に向き合い、自分なりの思索をぶつけ、書を記した。時を経て、その書に慈雲尊者が、自らの思索を書き加える。時代を超えた奇蹟の「対話劇」、『鳥の空音』の、小説仕立ての現代語訳。
目次
1 心訳『鳥の空音』―元禄の女性思想家、禅に挑む(「上巻」『無門関』第一~一八則;「下巻」『無門関』第一九~四八則 跋文1・2)
2 解説―『鳥の空音』の発見
3 『鳥の空音』校訂本文
著者等紹介
島内景二[シマウチケイジ]
1955年、長崎県に生まれる。1979年、東京大学文学部国文科卒業。1984年、東京大学大学院博士課程修了。現在、電気通信大学教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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