日本語はなぜ変化するか―母語としての日本語の歴史 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305706836
  • NDC分類 810.2
  • Cコード C0081

内容説明

古代から現在まで見渡し、変化=進化する日本語のしくみを解き明かす。未来にも通用する言語変化のメカニズムを打ち立てた名著の新装版。

目次

第1部 母語についての認識―日本人と日本語(日本語の“ゆれ”と“乱れ”;原日本語の形成―日本語は日本で生まれた;社会の変化と日本語の進化)
第2部 日本語はどのように変化してきたか―変化の動因/変化のパターン(ユの時代1―助動詞ユの形成;ユの時代2―適用範囲の拡大;ルの時代―自然生起から非作動へ;ルルの時代―終止形による連体形の吸収;レルの時代―二段活用からルレ活用へ;尊敬用法の変換―助動詞ル・ルル・レルの尊敬用法;可能動詞の形成1―可能動詞カケル・ヨメルの形成;可能動詞の形成2―レル型可能動詞コレル・ミレルの形成)
補説

著者等紹介

小松英雄[コマツヒデオ]
1929年、東京生まれ。現在、筑波大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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なつみかん

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1330年ごろの「徒然草」にも若者の言葉の乱れが嘆かれている。結局社会変化(技術、道具、概念など)に応じて言葉は運用の効率化のため必然的に変化し続けるものだ。若者の言葉の乱れを非難する年長者や教養階級、教育者も「源氏物語」を現代語訳なしに理解するのは無理なんじゃね。たとえば外来語の多用も、漢語からの伝統で今更嘆くことでもないでしょという僕には、この本は変化ありきの論理展開なのでスッと入ってきました。あと地域方言は水平に社会方言は階層に沿って垂直に分布するというのは勉強になった点だ2024/07/16

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