内容説明
琉球王府が編纂した『おもろさうし』の歌謡は和歌の音律とは異なる独特なもので、国王を霊的に守護しようとする、古琉球の精神世界が謡われている。
目次
一聞得大君ぎや押し遣たる精軍
一聞ゑ中城東方に向かて
一聞得大君ぎや鳴響む精高子が
一まみちけがおもろ
一阿嘉のおゑつきや饒波のおゑつきや
一聞ゑ蒲葵せり子/又鳴響む蒲葵せり子
一ゑけ上がる三日月や
一福地儀間の主よ良かる儀間の主よ
一子丑が時神が時
一伊祖の戦思ひ/又いぢき戦思い〔ほか〕
著者等紹介
島村幸一[シマムラコウイチ]
1954年神奈川県生。琉球大学卒、法政大学大学院修士課程修了。博士(文学)。現在、立正大学文学部教授(琉球大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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