内容説明
花と月に思いを託して歌い後世に多くの伝説を残した、自由な境地に遊ぶ歌僧。
目次
津の国の難波の春は
咲きそむる花を一枝
木のもとに住みける跡を
願はくは花の下にて
吉野山花をのどかに
花見にと群れつつ人の
あくがるる心はさても
覚えぬを誰が魂の
あはれいかに草葉の露の
心なき身にもあはれは〔ほか〕
著者等紹介
橋本美香[ハシモトミカ]
岡山県生。ノートルダム清心女子大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、川崎医科大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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