内容説明
和歌の表現に行き詰まりが生じた時代、思い切った表現と風格ある歌を詠いあげ、勅撰集の撰者となった、平安末期、第一の歌人。
目次
春のくる朝の原を
庭も狭に引きつらなれる
春日野の雪を若菜に
梅が枝に心も雪の
春雨は降りしむれども
山桜咲きそめしより
はかなしな小野の小山田
梢には吹くとも見えで
春霞たなびく浦は
白河の春の梢を〔ほか〕
著者等紹介
高野瀬惠子[タカノセケイコ]
1957年千葉県生。総合研究大学院大学博士課程修了。博士(文学)。現在、都留文科大学ほか、非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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