内容説明
相模は宇治の関白頼通時代に、一品宮脩子内親王の女房として才能を開花させた。『百人一首』に「恨みわび干さぬ袖だにあるものを」という妖艶な歌を残す。宮廷世界に入って多くの歌合に参加、能因・源経信・範永らに伍して活躍、後拾遺集時代の花として輝いた。
目次
岩間もる水にぞやどす
花ならぬなぐさめもなき
霞だに山ぢにしばし
見渡せば波のしがらみ
五月雨は美豆の御牧の
五月雨の空なつかしく
聞かでただ寝なましものを
下紅葉ひと葉づつ散る
手もたゆくならす扇の
ほどもなくたちやかへらむ〔ほか〕
著者等紹介
武田早苗[タケダサナエ]
1960年神奈川県生。横浜国立大学大学院修士課程修了。現在、相模女子大学学芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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