内容説明
中大兄に倒されたから蘇我氏は保守派なのか。古事記序文は自然といえるか。鑑真の戒律はなぜ守られなかったのか。檀林皇后が良房に事件処理を委ねたわけなど。思い込みを排し、真相に直進する古代史文集第十弾。
目次
1 神話伝説などから読み解く古代の社会(天岩戸神話に反映する魂振りと魂鎮めの祭儀;根の国訪問;神武天皇について ほか)
2 古代史籍から読み解く社会と人物(『古事記』と古代史籍;『古事記』の誕生をめぐって;平城遷都一三〇〇年からの疑問 ほか)
3 研究活動の軌跡と追憶(姫路文学館の文化活動;奈良県立万葉文化館と万葉古代学研究所の文化活動;黛弘道先生との思い出)
著者等紹介
松尾光[マツオヒカル]
1948年、東京生まれ。学習院大学文学部史学科卒業後、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程満期退学。博士(史学)。神奈川学園中学高等学校教諭・高岡市万葉歴史館主任研究員・姫路文学館学芸課長・奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長をへて、現在、鶴見大学文学部・早稲田大学商学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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