内容説明
自分は何処にいるのか。どんな仕組みが私たちを生かしているのか。それは実社会を計るより、“物語”の世界にスライドして考えた方が分かりやすい。本書はテキストの“読み”から、生きることの様々な仕組みを見据えその様相を遠望する。
目次
序章
第1章 桐壼・若紫―始発の物語
第2章 第一部の“読み”の組成
第3章 須磨・明石の組成
第4章 少女から玉鬘十帖
第5章 第二部そして宇治へ
第6章 物の怪誕生
第7章 書物からのアプローチ
第8章 状況其の他
著者等紹介
阿部好臣[アベヨシトミ]
1949年福島県生。1977年日本大学大学院文学研究科博士課程単位取得。神奈川県立旭高等学校教諭。1978年国文学研究資料館助手。1985年日本大学文理学部(専任講師)。現在、日本大学文理学部教授。2010年博士(文学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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