内容説明
鎌倉時代初頭に成立したと考えらる『水鏡』は、第一代神武天皇から、第五五代仁明天皇まで約七百年間にわたる古代神話や説話史実などを、歴代天皇順に編年体で記した作品である。本書は高田専修寺本を底本とし、本文、語釈、通釈、評釈を掲載。人名、仏教・神道・陰明語、一般語句・事項索引付。
目次
第1編 水鏡総論―「水鏡」についての特色など十二項(水鏡の作者と成立年時;水鏡の所収年代について;聖徳太子を作品の中心とし、太子鑚仰が根本 ほか)
第2編 水鏡注釈(神武天皇;綏靖天皇;安寧天皇 ほか)
第3編 索引など(人名索引;仏教・神道・陰陽語の索引;一般語句・事項索引)
聖徳太子の異称一覧
著者等紹介
河北騰[カワキタノボル]
昭和2年(1927)京都府綾部市に生まれる。東京大学文学部国文学科卒業。東京大学大学院(旧制)満期修了。文学博士。専攻は、平安時代歴史物語。立正大学大学院教授を勤め、獨協大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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