目次
『古事記』成立の背景
訓読によって『古事記』は読めるか
発語としての「天地」を検証する
『古事記』における色彩語の発見
色と色とによる対偶表現
“色対偶”と“双対”
色対偶の起源を探る
大枠での色対偶/細部に働く色対偶
色対偶メディアの展開
色対偶メディアの表象
八世紀における色対偶メディア
『古事記』における日本語の形成
無文字言語から書記する
付記―現代にみる色対偶
著者等紹介
浅野良一[アサノリョウイチ]
1924年麻布に出生。映像作家。麻布中学校第二部卒業。『東藝』演劇研究所において久保榮の薫陶を受ける。『民藝』文芸演出部・舞台芸術学院講師等を経て、浅野プロダクションを主宰。映画演出に『大美和の神々』(第8回モスクワ国際映画際・優秀作品賞受賞)、テレビ演出に『知られざる世界―山伏の謎』、ビデオ作品に『名もなき村の名もなき生は』(第1回東京ビデオフェスティバル特選受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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