内容説明
日本的抒情の源泉、「万葉集」とは何か。今もなお新鮮な感動を呼び起こし、力強く私たちに訴えかけてくる、その魅力は何なのか。万葉集を知り尽くした著者が、縦横無尽に語り尽くす。
目次
1 講演録―万葉の世界を語る(額田王の生涯と歌;大津皇子の悲劇と詩歌;大伴家持の美意識;東歌・防人の歌・恋の歌;万葉集の花と鳥;私と『万葉集』研究)
2 学術論考―万葉の歌人を論ずる(飛鳥前期の歌;柿本人麻呂の世界;人麻呂歌集の問題二つ;田辺福麻呂論;大伴坂上大嬢の歌;記紀歌謡に現われた序詞の形態)
3 書評・新著紹介―万葉研究へのいざない(尾崎暢殃著『柿本人麿の研究』;阿蘇瑞枝著『柿本人麻呂論考』;高木市之助著『貧窮問答歌の論』 ほか)
著者等紹介
橋本達雄[ハシモトタツオ]
昭和5(1930)年2月16日、新潟県に生まれる。昭和32(1957)年、早稲田大学第二文学部卒業。昭和37(1962)年、同大学院博士課程修了。現在、専修大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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