芥川龍之介―「不安」の諸相と美学イデオロギー

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305705044
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3093

内容説明

危機を表象するメタファーとして何度も亡霊的に回帰し続ける、芥川の「不安」。その「不安」の意味を同時代の中から、著者が設定するキーワード「美学イデオロギー」と共に追跡する。「ぼんやりした不安」は現代とどう切り結ぶのか―。

目次

一九二七―「ぼんやりした不安」再考
1 美学イデオロギー
2 芥川龍之介と江口渙
3 芥川龍之介と社会主義
4 「芥川龍之介の死」再考
ハイデガーと「羅生門」―「不安」の行方

著者等紹介

藤井貴志[フジイタカシ]
1974年、大分県生まれ。立教大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、立教大学、亜細亜大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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