内容説明
幾多の異字があってもその時代に主用される漢字は限定され、その漢字を常用する集団の影響によっても違いがある。訓読において「漢籍」を読んだ儒家と、「仏典」を読んだ仏家という集団を対象に、往生伝・験記・説話集、および『平家物語』『太平記』数点を採りあげ、中古・中世での使用実態を探る。
目次
1 「すでに」(儒家編著文献数点に於ける「すでに」の用字;仏家編著文献数点に於ける「すでに」の用字 ほか)
2 「ひそかに」(儒家編著文献数点に於ける「ひそかに」の用字;仏家編著文献数点に於ける「ひそかに」の用字 ほか)
3 「つひに」(儒家編著文献数点に於ける「つひに」の用字;仏家編著文献数点に於ける「つひに」の用字 ほか)
4 「しばし・しばらく」(儒家編著文献数点に於ける「しばし・しばらく」の用字;仏家編著文献数点に於ける「しばし・しばらく」の用字 ほか)
5 本書の検討対象として採り上げた副詞四語に於ける用字比率一覧
著者等紹介
深野浩史[フカノヒロブミ]
昭和16年3月9日甲府市に生まれる。昭和42年3月東京教育大学大学院文学研究科修士課程日本文学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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