出版社内容情報
岸上慎二旧蔵本水鏡の影印・翻刻・研究。
奥書に、「右八幡惺惺翁真跡 元文二年丁巳 東隆元鑑定」とあり、
これによれば、元文二年(1737)、江戸初期の書写本と推定される。
惺惺翁とは、松花堂昭乗(1584~1639)の別号。江戸初期文人で書画家である。
本書の紹介とともに、まだ明らかにされていない『水鏡』の諸本系統を探る
・岸上慎二旧蔵水鏡[架蔵本]書誌
○影印・翻刻
凡例
○研究
架蔵本『水鏡』の本文について
第一章 架蔵本と流布本、異本との関係
第二章 架蔵本と古活字本・製版本との関係
第一節 架蔵本と古活字本との関係
第二節 架蔵本と製版本との関係
第三章 架蔵本『水鏡』の問題点
・あとがき
内容説明
旧岸上慎二蔵、架蔵本『水鏡』の翻刻。
目次
影印・翻刻
研究―架蔵本『水鏡』の本文について(架蔵本と流布本、異本との関係;架蔵本と古活字本、整版本との関係;架蔵本『水鏡』の問題点)
著者等紹介
小久保崇明[コクボタカアキ]
昭和5年4月埼玉県に生まれる。昭和25年3月東京第一師範予科修了。昭和29年3月東京学芸大学中等教育学科(国語専攻)卒業。昭和33年3月日本大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了。都留文科大学文学部講師、助教授、教授、日本大学文理学部教授、日本大学法学部教授を経て、日本大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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