内容説明
経済力抜群の大名家、八戸南部家が買い上げた、美本の数々…。これらを中心に、歴史とその全貌を紹介する。
目次
1 読本の形成(“初期読本”の時代;上方=“絵本もの”読本の広がり;『絵本太閤記』;江戸=“中本もの”読本の位置;江戸=京伝・馬琴と“稗史もの”読本の形成;初印本と後本印―『優曇華物語』を例に)
2 読本の展開(その一)(江戸=“稗史もの”読本の流行と馬琴;小枝繁;『南総里見八犬伝』;上方=江戸風との融合)
3 読本の展開(その二)(江戸・上方の提携;江戸=為永春水の読本)