内容説明
室町期の文芸と宗教文化に息づく女性たち。お伽草子や絵巻、語り物といった室町期の物語文芸について、本文や図像の内容分析、成立の問題、書物としての形態や享受の様相などを巨視的に捉える。“女性”をキーワードとした「物語草子」総合研究。
目次
論考篇(物語草子と女性(お伽草子の尼御前;『まんじゆのまへ』の成立;『唐糸草子』考―唐糸受難伝承から万寿孝行譚へ;室町の瞽女―『曽我物語』の周縁)
談義・唱導と物語草子の生成(『慈巧上人極楽往生問答』にみる念仏と女;室町の道成寺説話―物語草子と法華経直談;偽経・説話・物語草子―岩瀬文庫蔵『釈迦并観音縁起』絵巻をめぐって;『西国巡礼縁起』の構造と展開)
寺院文化圏と貴族文化圏の交流(『ぼろぼろの草子』考―宗論文芸としての意義;説法・法談のヲコ絵―『幻中草打画』の諸本;女性の巡礼と縁起・霊験説話―『熊野詣日記』をめぐって;『源氏供養草子』考―寺院文化圏の物語草子;比丘尼御所と文芸・文化)
資料篇
著者等紹介
恋田知子[コイダトモコ]
1973年東京都生まれ。1997年慶應義塾大学文学部文学科卒業。2004年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2006年博士(文学)の学位取得。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、学習院女子大学・慶應義塾大学非常勤講師。専攻、日本中世文芸(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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