折の文学―平安和歌文学論

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折の文学―平安和歌文学論

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  • サイズ A5判/ページ数 278,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305703323
  • NDC分類 911.13
  • Cコード C3092

出版社内容情報

「折」とは歌の詠まれる場を意味する。季節・天候・人間関係・心理状態などまで含めて、当事者達は折を共有しているため歌の表現を理解できるが、第三者にはわかりにくい。折を鍵に和歌の全く新しい読みを提示。

内容説明

日常の歌、会話的な性格をもった歌を読み解くためには、季節・天候・人間関係・心理状態などまで含めた「折(=シチュエーション)」の理解が必要不可欠である。表現面だけではわかりにくい歌も、「折」を鍵として解き明かすことができる。平安和歌の真の理解に迫り、本質を捉えた画期的方法論。

目次

1 摂関期における和歌文学(長歌とその意味;和歌文学の興隆 ほか)
2 和歌の諸相(贈答歌の方法;贈答歌と歌物語 ほか)
3 歌と語り(『伊勢物語』の歌;『大和物語』の成立 ほか)
4 「折」と和歌(「折」と褻と晴;「折」の文学としての平安和歌(国文学研究資料館における講演))

著者等紹介

久保木哲夫[クボキテツオ]
昭和6(1931)年東京都生まれ。昭和29(1954)年東京教育大学文学部国語国文学科卒。都留文科大学教授、東京家政学院大学教授を経て、平成8(1996)年都留文科大学学長に就任。14(2002)年退任。都留文科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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