出版社内容情報
従属節「ように」が持つ、意味・機能的にも形態・統語的にも異なる性質の4用法を分析。「ようだ」の表す認識的モダリティという意味との関連を睨みつつ、どのような特徴を持ち下位分類されるかをみる。
目次
第1章 はじめに―「ように」節の4用法
第2章 類似事態を示す用法
第3章 結果・目的を示す用法
第4章 必須成分として機能する「ように」節―発話・思考の内容を示す用法と命令・祈願の内容を示す用法
第5章 動詞変化構文「スルようにする」―変化と様態の関係をめぐって
第6章 否定的状態への変化を表す動詞変化構文―ないようにする・なくする・ないようになる・なくなる
第7章 おわりに―「ように」節と「ようだ」のつながり
著者等紹介
前田直子[マエダナオコ]
1964年静岡県生まれ。1987年東京大学文学部言語学専修課程卒業。1990年東京外国語大学大学院外国語学研究科日本語学専攻修了。1993年大阪大学大学院文学研究科日本学専攻(現代日本語学)単位取得退学、東京大学留学生センター講師。1997年博士(文学)、大阪大学。2002年学習院大学文学部日本語日本文学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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