内容説明
作品論から、戦中戦後の知られざる新たな太宰像を描出した注目の書。
目次
太宰治―戦中と戦後(『津軽』について;「富嶽百景」について;「瘤取り」論ノオト;「パンドラの匣」論ノオト ほか)
附 周辺作家―椎名麟三と梅崎春生(椎名麟三論ノオト―「永遠なる序章」を中心に;「桜島」と「幻花」;「風宴」論ノオト)
著者等紹介
郡継夫[コオリツグオ]
本名・郡仁次郎。大正15(1926)年、茨城県下館市に生まれる。(旧制)下妻中学、(旧制)水戸高等学校、東京大学経済学部、卒業。化学会社に勤務したあと、日本大学商学部講師、武蔵野女子大学講師を歴任する。現代文学史研究所代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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