内容説明
神から天皇への変遷を経て、『古事記』がどう記したか。成立の過程、意義を、歌・散文にわたって立体的かつ実証的な表現の分析から捉えた全く新しい視点にたつ斬新な論考。
目次
第1章 『古事記』の背景(母語の営み;歌が開くことば;血すじによる系譜;天武の述べかた ほか)
第2章 『古事記』の構想(「高天の原」による説きかた;大国主の神話;地上界のおさめかた;神から人へ ほか)
著者等紹介
遠山一郎[トオヤマイチロウ]
1946年中国天津市生まれ。1970年東京教育大学文学部ドイツ語学ドイツ文学専攻卒業。1974年東京教育大学大学院文学研究科修士課程日本文学専攻修了。1979年筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科中退。1997年文学博士。現在、愛知県立大学文学部同大学院教授
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