内容説明
『伊勢物語』解読の新たな地平を拓く―定家本本文を盲信し、“通説”に安住しているかぎり、『伊勢物語』の解読作業は進展しない。旧来の勢語解釈に猛然と異議を唱える気鋭の著者、待望の処女論文集。
目次
前編 『伊勢物語』誤写考(「憂し」と「惜し」(第六十七段)
「この宮に」と「この屋見に」(第五十八段)
「山もさらに」と「山ことさらに」(第七十七段)
「なで」と「なん」(第十四段) ほか)
後編『伊勢物語』誤読考(解釈の“絶対領域”と“相対領域”(第二十六段)
「さるさがなきえびす心」(第十五段)
「かはづ」の寓意(第二十七段・第百八段)
伏せられた文脈(第十八段) ほか)
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