内容説明
初めて明かされる美妙“幻”の第一作の全貌。文学&国語学、気鋭の研究者の共同作業による周到緻密な編集校訂を経て蘇る美妙の野心作『竪琴草紙』(前・後編)。明治初期文学と近代語の黎明が窺える第一級資料。
目次
1 『竪琴草紙』本文(前編・後編)
2 解題・解説(『竪琴草紙』の本文をめぐって;「竪琴草紙列伝姓名目録」掲載主要人物紹介;『竪琴草紙』梗概;『竪琴草紙』とアルフレッド伝;『竪琴草紙』の文字・表記/異体字表)
3 『竪琴草紙』関連参考本文(『快談雪裏竹』;『竪声野軍夜嵐』断片、その他)
著者等紹介
笹原宏之[ササハラヒロユキ]
1965年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。国立研究所言語体系研究部主任研究官。共著に『新聞電子メディアの漢字』(’98年)がある
十重田裕一[トエダヒロカズ]
1964年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早稲田大学文学部助教授。『定本 横光利一全集 補巻』(’99年)を校訂・編集
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