源氏物語のテクスト生成論

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  • サイズ A5判/ページ数 307,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305701886
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C3095

内容説明

表層(書かれる物語)と深層(書かれざる物語)が織りなす“テクスト”の旋律をよむ。書かれている物語は総体のほんの一部分に過ぎない。その背後には膨大な言語空間が拡がっている。文字化される物語と書かれざる物語―相互の連関により紡ぎ出されるストーリーの総体を“テクスト”ということばで捉えたとき、全く新しい源氏“物語”がみえてくる。

目次

1 生成するテクスト(源氏物語の言語の構造―テクスト論の視座から;六条院の光と影―テクスト論の視座から;皇子たちの物語―テクストと史実 ほか)
2 読みのコード(高麗の相人の予言を読む;岐路の場面―空蝉の場合;女三の宮の懐妊―コードとしての一夜孕みと夢の機能 ほか)
3 語りの複層(源氏物語・反転するテクスト―桐壺巻からの眺望;語り手が語らなかったこと―物語始発部における語りの構造;『源氏物語』第二部の“語り”と“言説”―若菜上下巻を中心に ほか)

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