内容説明
芥川の遺したものをどのように受けとめ、また未来に向かってどう切り拓いてゆくか。芥川文学の魅力ある世界がみえる、全10編。
目次
「羅生門」の読み難さ―その構造と“作者”の係わり
「杜子春」論―“揺らぐ”仙人の言説・“消された”末尾の数行
「玄鶴山房」を読む―老人問題を扱った先駆的作品
「蜘蛛の糸」あるいは「温室」という装置
文明開化の花火―芥川龍之介「舞踏会」の世界
芥川龍之介「南京の基督」を読む―マグダラのマリアのような宋金花
芥川龍之介と『今昔物語集』との出会い―使用したテキストの推移
日本英文学の「独立宣言」と、漱石‐芥川の伝統路線に見える近代日本文学の運命
芥川龍之介と弱者の問題
芥川―その“最終章”の問いかけるもの
著者等紹介
佐藤泰正[サトウヤスマサ]
1917年生まれ。梅光学院大学教授
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