目次
第1章 分類学とは?
第2章 魚類とは?
第3章 国際動物命名規約について
第4章 標本が分類学を支えている
第5章 研究の進めかた―論文投稿までの道のり
第6章 標本観察で世界を旅する
著者等紹介
今村央[イマムラヒサシ]
1965年福岡県生まれ。福岡県立城南高等学校、北海道大学水産学部、北海道大学大学院水産学研究科を経て、同大学より博士(水産学)を取得。科学技術振興事業団科学技術特別研究員として東北区水産研究所八戸支所でポスドクを経験後、1999年北海道大学総合博物館に赴任、2009年同大学大学院水産科学研究院に異動。現在は同研究院教授、総合博物館水産科学館長を兼任。専門は魚類系統分類学。日本魚類学会、日本動物分類学会、アメリカ魚類・爬虫類学会会員。趣味は弦楽器(ヴィオラ,ヴァイオリン)演奏で、函館市内のアマチュアオーケストラに参加する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Arisaku_0225
14
これから研究室に分属する学生や今後魚類を研究したいという人向けに「魚類分類学」という分野とその研究内容についてを概説したもの。こういう論文の裏側というか、具体的に研究とは何かを教えてくれる本は貴重だよね。大学生なら研究室行けばある程度わかる(結構勇気がいる行為だが)けれど、進学以前の中高生にとってはそもそも研究すること自体あやふやなのだから。内容は某大学の動物分類学そのものだったが、これからの進路を考える上で参考になった。2023/08/09
くろじら
1
魚類の分類学的研究についての概要が書かれていて、研究の流れが大まかにわかる感じ。ちょっとあっさりしすぎかな……2019/06/30