内容説明
本書は、第1章でファジィシステムの柔軟性と、これを実現する多くのファジィ推論法を挙げ、比較検討を行った上で、第2章以下で順次、ファジィ推論を用いるファジィ制御やファジィエキスパートシステムとニューラルネットワークシステムとをそれぞれ単独に、あるいは融合する方法について考え方・理論・事例について説明し、さらにファジィ制御に遺伝的アルゴリズムを導入する方法や、ソフトコンピューティング関連の考え方と理論などが述べられている。
目次
ファジィシステムのモデル構造の柔軟化
数値シミュレーションに基づくファジィコントローラの設計
異質な制御則の合成
知的車両の群走行のための楕円体学習とファジィスロットル制御
ファジィ類似を用いた教師あり学習と教師なし学習
ファジィARTMAP―制約条件下でのカテゴリー化や、絶えず変化する予測を行うための、ニューラルネットワークとファジィ理論の統合技術
柔軟制約の伝播と充足
補間推論としての多重ファジィ推論
ファジィネスの測度―概観といくつかの新しいクラス
コンピュータビジョンにおけるファジィ決定モデル〔ほか〕