内容説明
本書は、代数、幾何、あるいは三角法の基礎を学び、その上の本格的な数学を学んだことのない読者に対し、フラクタル、カオス理論を紹介することを目的としている。その主な内容は、フラクタルモデル可能な自然現象や人工現象に関すること、また、コンピュータグラフィックスや画像圧縮へのフラクタル応用に関することなどである。
目次
第1章 カオス?フラクタル?何だろう?(安定/不安定システム;カオス?何だろう?;フラクタル?何だろう? ほか)
第2章 カオス、フラクタル理論の基礎(複素数と関数;複素数変数の関数;複素関数から生じる種々のアトラクタ)
第3章 自然界のカオスとフラクタル(個体数の力学;動物;遺伝 ほか)
第4章 フラクタルとカオスによるシミュレーション(乱流;構造;コンピュータ画像解析 ほか)