内容説明
本書では、システムの変更に対する柔軟性を高めるために知識をいかに陽に表現すべきか、という一貫した視点で、AIの基本技術の思想を、筆者らが開発したエキスパートシステム構築ツールEX/CLでの具体的記述例を使って、わかりやすく横断的に概説しています。
目次
知識ベースシステムと知識ベースプログラミング(知識ベースシステムの「こころ」;いかにして柔軟性を高めるか;知識の陽な表現;知識の抽象化;知識獲得―学習への配慮;知識ベースプログラミングとは)
フレーム表現(属性表現;汎化階層構造;継承機能;付加手続き・デモン;オブジェクト表現に対する考慮)
ルール表現(プロダクションシステム;ルール指向プログラミング;ルールによる知識の陽な表現;ルール適用制御)
アジェンダとタスクによる推論制御(大局的制御;局所的制御;タスクの役割)
仮説推論による問題解決(解探索としての問題解決;網羅的探索法;クロノロジカルバックトラック探索法;仮説駆動探索法;選択的仮説駆動探索法)