感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
2
20年以上ぶりの再読。海兵68期、全卒業生288名、戦死者数202名。その数少ない生存者である著者は心揺さぶられる実話「先任将校」における次席将校でもあった。10代にして厳しい生活に入り、20代はじめに一国を背負って戦った者たちの話。エッセイの端々に滲むユーモアに人間性を感じる。著者は「長良川」で直木賞を受賞した豊田穣とは同期生である。2014/09/30
Ayano
1
多くのクラスやコレスが戦死した海軍兵学校68期の著者の本。戦闘の話は殆どなく、生活の描写や人との交流が主になっている。 月月火水木金金みたいな、厳しい、鉄拳制裁だけでない話が多く書かれていて読みやすかった。 ただ、戦死された方は、充実した人生だったとは言い切れないほどの短い人生だったことは間違いないと思う。短いながらも、その人にとっての充実した人生、残された人が送る充実した人生って何だろうと考えさせられた。 それにしても、当時の青年期の人たちの博識、探究心豊かなことを知って内省を促されているように感じる。2018/06/13
連雀
1
初めて読んだ時は、期待したような戦闘シーンとかなくてがっかりしたものですが、あれからずいぶん経って再読すると、逆にその場に生活した人にしか語れない海軍兵学校や軍艦勤務の話しが実に興味深く、面白く読めました。2017/01/20
skr-shower
0
戦時下でないときの軍隊の様子。その場に居た人でないと書けない話でしょう。2017/08/23
ZeroZeke
0
海軍は生活2022/09/18