内容説明
本書は、財団法人海難審判協会発行の海難審判庁裁決例集および海難審判庁裁決録に掲載されている海難審判の裁決例の中から、巨大船からプレジャーボートに至るまでの種々の衝突事故144件を選び、海上衝突予防法、港則法および海上交通安全法(海交法)の各航法毎に分類整理し、それぞれの衝突事故の概要を裁決例に基づいて紹介し、事故原因および事故防止について説明したものである。
目次
衝突事故を起こさないために
狭い水道等の航法
互いに他の船舶の視野の内にある船舶
追越し船航法
行合い船航法
横切り船航法
各種船舶間の航法
視界制限状態における船舶の航法(霧中航法)
灯火および形象物規定違反
船員の常務
港則法関係
海上交通安全法(海交法)関係
著者等紹介
岡村静一[オカムラセイイチ]
高等商船学校航海科卒業(清水1期)。船舶運営会配乗第一課一班、民営還元により三光汽船株式会社(海上勤務)、社団法人日本海事検定協会、三協海運株式会社(陸上勤務)、岡村海事事務所海事補佐人を経て、岡部法律事務所(現、岡部・山口・相沢・戸塚法律事務所)顧問。現在に至る
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