出版社内容情報
【目次】
内容説明
その日、速水哲平は食い入るようにテレビのニュースを見ていた。世界的権威である脳神経外科医・大道寺が殺人罪で逮捕されたのだ。彼は三ヶ月ほど前から立て続けに六件の安楽死を行い、そのうちの一人は速水の最愛の妹だった。なぜ妹は標的になったのか?“神の手”を持つと言われた男は、なぜ突如悪魔と化したのか。真相を探ろうとする速水だが、事件は予想もしなかった展開を見せ…。
著者等紹介
越尾圭[コシオケイ]
愛知県知多郡東浦町生まれ。早稲田大学教育学部卒業。ゲームソフト制作会社、編集プロダクションを経て、大手インターネットサービス会社に勤務ののち執筆の道へ。第17回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、2019年7月に『クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない』(宝島社)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
21
世界的権威である脳神経外科医の大道寺が逮捕されたことを発端に、病院内の実態、そこに絡む安楽死問題を、妹がその被害者でもあるフリーライターの速水が真相を追っていく。常に是非が問われるが答えは出せない安楽死についてを、当事者やその家族、医療関係者の視点で見つめていく。安楽死を希望する家族と、これ以上の延命は患者には酷であると判断する医師。客観視すれば、その思いが一致するならば良いのではないかという思いも湧いてくるが、誰の視点に立つかでこの問題の是非がついて回るし、これからも続いていくんだろうな。2026/03/15
のあ
10
自分の生死観について前々から思っている事をドナーカードに意思表示はしておく。もう少し子供達が大きくなった時に説明もする。 身体は天からの借り物。 誰かの命を救えるなら役立てて欲しい。2025/12/18
KDS
6
世界的権威の脳外科医・大道寺が六人の患者を安楽死させた容疑で逮捕された。六人のうちの最初の二人は本人や家族から懇願されての処置だったが、残りの四人は家族への説明もなく大道寺が独断で行っていたことが内部告発により明らかになる。フリーライターの速水哲平の妹は後者の中の一人だった。何故妹は安楽死させられたのか?速水はその裏にある真相に迫っていく…。非常に難しいテーマに挑んだ作品。安楽死は昔から議論されている問題。肯定したくなる一面もあるが、不都合な人物を抹殺できるようになるという恐ろしさをも孕む。読み応えあり!2026/04/06
ブランノワール
4
とても考えさせられました2026/04/09
かんがるー
4
安楽死をテーマにしたミステリーで本筋だけじゃなく安楽死の是々非々を多視点から問題定義した一冊。 物語も多視点で進むのでそれぞれの立場や思惑が交差して、スピード感もあって一気読みミステリーでした! 蛇足ですが、アヤツが色々一番アカンと思うんよね。 読み終えて冷静になるとあれ?ひとり普通に悪いよね?ってなったのもツボです。2025/12/25




