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出版社内容情報
帰る場所も生きる道も失った私に、
彼は何度も優しさをくれた――。
領主館に勤めるスザンナは、敷地内の小さな家でおばと暮らしていた。
だが最愛のおばが亡くなったとたん、くびを宣告されたうえに、
半月のうちに家も明け渡すよう命じられてしまう。
かつて孤児となったスザンナを、おばは温かく迎え入れてくれた。
以来、この家は唯一、心から安らげる場所だったのに……。
退去までにすべきことをスザンナが紙に書き出していたそのとき、
目の前に、おばの最期を看取った外科医ガイが現れる。
初対面では冷たい印象だった彼が、今は気遣う表情を見せている。
その瞬間、必死にこらえていた悲しみがあふれ出し、
スザンナの青白い頬を、大粒の涙が静かに伝っていった。
逆境にめげず、けなげに生きるヒロイン像で大人気のベティ・ニールズ。中でも、いじらしさでは群を抜くヒロインが登場する本作では、ヒーローの魅力もひときわ光ります。最初は冷たく感じられたドクターでしたが、実はさりげなく彼女を助けてくれていて……。
【目次】
内容説明
領主館に勤めるスザンナは、敷地内の小さな家でおばと暮らしていた。だが最愛のおばが亡くなったとたん、くびを宣告されたうえに、半月のうちに家も明け渡すよう命じられてしまう。かつて孤児となったスザンナを、おばは温かく迎え入れてくれた。以来、この家は唯一、心から安らげる場所だったのに…。退去までにすべきことをスザンナが紙に書き出していたそのとき、目の前に、おばの最期を看取った外科医ガイが現れる。初対面では冷たい印象だった彼が、今は気遣う表情を見せている。その瞬間、必死にこらえていた悲しみがあふれ出し、スザンナの青白い頬を、大粒の涙が静かに伝っていった。
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ] [Neels,Betty]
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後12年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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