出版社内容情報
最愛の人に出逢う前から、
運命の子を身ごもっていたなんて。
独身のシェリダンは人工授精を受けた。
不妊に苦しむ大好きな姉のため、代理母になるつもりだった。
だが1週間後、とんでもない事実を知らされて凍りつく。
病院で手違いがあり、義兄とは別人の精子が使われたというのだ。
取り乱すシェリダンのもとに、突然見知らぬ男性が訪ねてきた。
態度こそ傲慢だけれど、なんてハンサムで魅力的な人なの。
陶然とする彼女に彼が言った。「きみが生むことになるのは、僕の
後継ぎだ」驚いたことに、彼の正体は異国の王ラシードだった!
おなかの子が未来の国王に? すぐにシェリダンの口はキスで
ふさがれ、ラシードは彼女を強引に砂の宮殿へと連れ去った。
ヒーローから過去に妻子を同時に亡くしたと聞かされたヒロインは、彼を慰めたくてベッドを共にすることに。ところが妊娠が確実になったとたん、彼の態度が冷たくなって……。2008年度ゴールデン・ハート賞ファイナリストという実力派作家の代表作です!
【目次】