内容説明
500社ほどの企業創立・発展に貢献し「日本資本主義の父」と称えられる渋沢栄一の名著『論語と算盤』。渋沢は社会のために財を成すべきと考えた経済人で、約600もの教育機関、医療機関、社会公共事業にも尽力した。仁義道徳に基づいた富でなければ、永続しないと考えていたからだ。この思想をまとめた同書は昨今、再び脚光を浴びている。今こそこの名著を、本書でざっくりと学んでみよう。
目次
第1章 処世と信条―富と仁義の章―
第2章 立志と学問―青年と勤勉の章―
第3章 常識と習慣―人間と人格の章―
第4章 仁義と富貴―お金と社会の章―
第5章 理想と迷信―若者と仕事の章―
第6章 人格と修養―知性と学問の章―
第7章 算盤と権利―競争と利益の章―
第8章 実業と士道―身分と魂の章―
第9章 教育と情誼―親と学校の章―
第10章 成敗と運命―成功と努力の章―
著者等紹介
渋澤健[シブサワケン]
「日本資本主義の父」といわれる渋沢栄一の玄孫。コモンズ投信株式会社取締役会長。JPモルガン、ゴールドマン・サックスなど米系投資銀行でマーケット業務に携わり、1996年に米大手ヘッジファンドに入社、97年から東京駐在員事務所の代表を務める。2001年に独立し、シブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業。07年、コモンズ株式会社を創業(08年にコモンズ投信株式会社に社名変更し、会長に就任)。経済同友会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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