出版社内容情報
2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の背景を知るのに最適な一冊。幽霊や妖怪は近代科学では説明しがたい、日本人の心の深層に根付いた存在でした。明治に来日し『怪談』などで知られるラフカディオ・ハーンは、いかにして妻となるセツと出会い小泉八雲となったのか。八雲とかつての武士の家に育ったセツの関係を通して、近代日本が何を得、失ったかをビジュアル資料とともにわかりやすく解説します。
【目次】
内容説明
故郷を離れて旅したことのない者は、幽霊を知らずに一生を過ごすのではないか―。漂泊の生涯を過ごし、旅の果てに日本という終の住処を見つけた小泉八雲ことラフカディオ・ハーン。妻セツとともに〈再発見〉した怪談や民話、妖怪の物語の数々。八雲が見た日本文化の真髄とは!?
目次
序章 小泉八雲を知る7つのキーワード
第1章 ラフカディオ・ハーンの半生
第2章 小泉セツの半生
第3章 小泉八雲とセツの生涯
第4章 小泉八雲の日本再発見
第5章 小泉八雲の死とその後のセツ
著者等紹介
小泉凡[コイズミボン]
小泉八雲記念館館長、焼津小泉八雲記念館名誉館長、島根県立大学短期大学部名誉教授。小泉八雲曾孫。1961年、東京都生まれ。成城大学大学院で民俗学を専攻後、1987年に島根県松江市へ赴任。妖怪・怪談を文化資源として社会に生かす実践や、小泉八雲の「オープン・マインド」を発信するプロジェクトを世界のゆかりの地で展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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