宝島社文庫<br> 傑作!名手達が描いた小説「蔦屋重三郎と仲間たち」

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宝島社文庫
傑作!名手達が描いた小説「蔦屋重三郎と仲間たち」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299059987
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

NHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎と、彼と共に江戸の町人文化を花咲かせた相棒たちが躍動する!

歴史時代小説書評サイトNo.1の「時代小説SHOW」管理人&日本歴史時代作家協会賞選考委員
理流さん推薦!
「蔦重と戯作者、絵師たちの栄華と没落を描いた短編集だ」

2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう』の主人公で「江戸のメディア王・蔦重」こと蔦屋重三郎と、彼と共に江戸の町人文化を熟成させた戯作者・絵師たちたが登場するアンソロジー小説集。現代の人気作家・風野真知雄さんをはじめ、井上ひさし、国枝史郎、今東光、笹沢左保、久生十蘭といった名手たちが紡いだ物語です。大河ドラマをより楽しむための副読本にもなる珠玉の一冊です。

【収録作品と登場する蔦屋重三郎と仲間たち】
井上ひさし「京伝店の烟草入れ」(山東京伝)
蔦重と共に罰を受けて数年、山東京伝が見込んだ花火職人を襲う悲劇とは。

風野真知雄「恋の川、春の町 うなぎ屋のおつら」(恋川春町)
戯作者・恋川春町。町では彼に関する不穏な噂が流れ、困惑した春町は蔦重と話すが……。

国枝史郎「戯作者」(曲亭馬琴)
元々は武士、実直な馬琴が山東京伝の元を訪れ、戯作者としての道を問うが……。

今東光「北斎秘画」(葛飾北斎)
蔦重に見いだされ、歌麿、写楽の御後を託された北斎が秘画に懸ける思いとは?

笹沢左保「玄白歌麿捕物帳 酔った養女」(杉田玄白/喜多川歌麿)
米問屋を襲った押し込み強盗の謎に玄白と歌麿が挑む捕物譚。

久生十蘭「平賀源内捕物帳 萩寺の女」(平賀源内)
若き女性ばかりが狙われる連続殺人に、希代の変人天才・源内先生の推理が冴えわたる。

内容説明

2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう―蔦重栄華乃夢噺』の主人公は江戸の天才プロデューサー・蔦屋重三郎。吉原生まれの吉原育ち。吉原の貸本屋から始まり、喜多川歌麿、曲亭馬琴、東洲斎写楽、葛飾北斎らを世に送り出し、人気戯作者の恋川春町、山東京伝や稀代の天才・平賀源内らと組んで町人文化を花開かせた。「江戸のメディア王」となった蔦重とその仲間たちを時代小説の名手が描いた傑作アンソロジー。

著者等紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年、山形県生まれ。上智大学に入学後、在学中に浅草のフランス座を中心に台本を書き始める。大学卒業後は放送作家として活動。1972年に『手鎖心中』で直木賞を受賞。1982年に『吉里吉里人』で読売文学賞を受賞。2010年逝去

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。フリーライターとして活動の後、1992年に『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞し小説家デビュー。2015年に『沙羅沙羅越え』で中山義秀文学賞、『耳袋秘帖』シリーズで歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞

国枝史郎[クニエダシロウ]
1887年、長野県生まれ。1910年に戯曲集『レモンの花の咲く丘へ』でデビュー。1922年に『蔦葛木曽棧』が評判となり人気作家に。1943年逝去

今東光[コントウコウ]
1898年、神奈川県生まれ。1925年に処女小説集『痩せた花嫁』を発表し文壇で活躍するも、1930年に出家し文壇を離れる。1953年に文壇に復帰すると、1957年に『お吟さま』で直木賞を受賞。週刊誌やテレビでも「毒舌和尚」として活躍する。1977年逝去

笹沢左保[ササザワサホ]
1930年、東京生まれ。1960年、初長編の『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な作家活動を開始。1961年に『人喰い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞。代表作に「木枯し紋次郎」シリーズがある。2002年逝去

久生十蘭[クラウヒサオ]
1902年、北海道生まれ。函館新聞社に勤務しつつ、1926年に処女小説『以』を発表。1934年に『新青年』で『ノンシャラン道中記』の連載を開始。1952年に『鈴木主水』で直木賞を受賞。時代小説の代表作に『顎十郎捕物帳』がある。1957年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kazukitti

9
風野さんのは前に単行本で読んでたんだけど、他のは全部短編で、これ風野さんのだけ、エピソード抜粋なのね。まぁ、タイトル見て分かる通り、今年のNHKの便乗商売本wなんだけど、作品はそれ以前に書かれたものなんで、やっつけネタ本ではないんだけど、まぁ言うたら、風野さんの以外は古い。その上、蔦重の「仲間たち」のアンソロであって、「蔦重と仲間たち」のアンソロじゃねぇんだわ。重三郎出て来ぃひんやんwて。当時蔦重の周りにいた著名人の作品なんで、どういうひとが周りにいたのか何となく知るにはいいんじゃないかしら、みたいなw2025/04/15

栗山いなり

9
2025年の大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎がいわゆるプロデュースした人々の活躍を描いた作品を収録した短編集。ぶっちゃけると蔦屋重三郎はあまり出てこなかったな。蔦屋重三郎の活躍は大河ドラマでって事か?2024/12/15

練りようかん

8
来年の大河の予習目的で手に取ったアンソロジー。曲者という人物評やべらぼうだと咎める場面にドキリ。未だ見ぬドラマと重なる楽しさと、殺人事件を推理する杉田玄白や人を描くのが好きだった葛飾北斎など視点や焦点の当て方に感じる楽しさがあった。特に面白かったのは花火職人の若さと才能の瑞々しさに過去の自分と蔦重を思う井上ひさしの「京伝店の烟草入れ」。音など見えないものの描写と心理描写が引き合い物語る上手さ、そして同時代の者たちと違う自分の個性を見つめた馬琴が素敵に映った国枝史郎の「戯作者」が良かった。2024/12/31

しきぶ

7
大河ドラマ関連の小説を探していて見つけた一冊。名前を知っているだけの少し昔の作家たちの作品に触れるきっかけとしても楽しみで。蔦重が全く出てこなかったり、ミステリーだったりと思ったのと違った感はある。「蔦屋重三郎”の”仲間たち」の方がよいのでは…と思いつつ、どれも味わい深くて面白かった。風野真知雄作品のラストに考えさせられ、井上ひさし作品の江戸の風流と人の心意気が粋で気持ちよく、杉田玄白や平賀源内がミステリーの謎解きをする作品に驚く。蔦重を描いた小説では脇役だった彼らの別の側面を見られて世界が広がった感じ。2025/01/24

ドットジェピー

4
2025年の大河ドラマの予習に。早くも楽しみです2024/11/06

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