出版社内容情報
シリーズ累計630万部を突破し、WOWOWオリジナル実写ドラマも大好評だった『異世界居酒屋「のぶ」』の著者・蝉川夏哉による公式スピンアウトの小説版です。東京某所にある居酒屋「げん」は、突然店の出入り口が異世界の王都に繋がってしまう。酒と料理が縁を繋ぎ、集まる人々の物語を紡いでいく、異世界グルメファンタジー! 小説版の第2巻。書き下ろし短編も収録されます。
内容説明
異世界にある東王国の王都ラ・パリシィアに繋がった居酒屋「げん」は、日々訪れる街の人々や貴族に認められ繁盛していった。評判を聞きつけて、「げん」にはさらに様々な人々が訪れる。自信の一品を求めてやってくる吟遊詩人、王城を抜け出した国王の叔母、そして東王国の国王本人まで…!?街角の小さな居酒屋に、重鎮たちが集まるようになっていく。居酒屋の魅力が詰まったグルメファンタジー!
著者等紹介
蝉川夏哉[セミカワナツヤ]
1983年生まれ、大阪府出身。2012年に小説家デビュー。2014年に『異世界居酒屋「のぶ」』が第2回「なろうコン大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
突然店の出入り口が異世界の王都に繋がってしまった東京の居酒屋「げん」。酒と料理が縁を繋ぎ、集まる人々の物語を紡いでいく、異世界グルメファンタジー第2弾。自信の一品を求めてやってくる吟遊詩人、王城を抜け出した国王の叔母、東王国の国王本人まで、様々な人々が訪れる一方で、今回は大学院生だった奈々海の思わぬ宣言からの騒動や、店主の草平が正太郎にお店を譲る決意をしたりと、「げん」側にもいろいろ動きがありましたね。最後にしみじみとひなたと語り合う正太郎の姿が印象的で、2人を中心に切り盛りしていくこれからも楽しみです。2024/10/15
はる
16
一瞬のぶの話が出てきてちょっと嬉しかった。しかも、のぶでは分からなかったこの世界の事が分かるストーリーがいくつかあっていつかはのぶとの交流も書いてほしいなって思いました。げんの方は活発的に異世界に出掛けて行くので奈々海の行動力にはお稲荷さまもビックリ。神棚がガタッと音がしたのはきっとお稲荷さまが前のめりに立ち上がった証拠でしょう。ビックリする出来事もありましたが、少しずつそれぞれの進む道に舵をきって行く一冊のように思いました。2025/02/16
りんりん
7
2巻。こんなに登場人物は多かったかなと思いつつ読了。この世界とのつながりがちょっと見えたり、家族の中でも変化があったりと面白かった。そして、どの料理もおいしそう。2025/02/21
陽ちゃん
7
シリーズ2作目。今回は奈々海が異世界で就職したり、草平さんが「げん」を正太郎に譲る決意をしたり、と葦村家に変化が。月子さんは相変わらずマイペースですが、結構、月子さんのキャラ好きです。どうやら「のぶ」との絡みがあるようなんですが、そっちは読んでないのでちょっと残念な気もしますが、まぁ仕方ないかな。2024/09/19
栗山いなり
5
異世界と繋がった居酒屋「げん」を中心に展開されるファンタジー小説シリーズ第2巻。短編集の寄せ集めなんでサクサクと読めたのは良かった。ただ、内容についてはそこまで語る事がない作品でもあったか?2024/10/06