出版社内容情報
佐藤 優氏による独裁者研究! プーチン、習近平、トランプ、アサド……“悪い奴ら”11人の「人心を操る手腕」とは? 民主主義を標榜する国よりも、覇権主義的な国が過半数を超える現代。国民が強いリーダーを渇望するとき、国中を不安の空気が覆うとき、独裁者は登場する。本書は現代を代表する11人の「独裁者」について、「権力闘争」「情報操作」「謀略」「裏交渉」「監視」を論じたものである。彼らの処世術を知ることは、人間の本質を知ることでもある。
内容説明
本書は、佐藤優氏による初めての本格的な「独裁者論」である。なぜ今、独裁者なのか―。世界が複雑化するなかで、民主主義システムの綻びが露呈し、独裁への誘惑が強まりつつあるのだ。世間の空気を利用する独裁者たちは、情報操作、謀略、裏交渉、粛清、監視など、あらゆる手段を使って自らの権力を盤石なものにし続ける。“悪い奴ら”と評される独裁者の「手腕」を知ることは、現代社会と国際情勢、そして人間の本質を知ることでもある。
目次
第1章 ウラジーミル・プーチン―「ロシアの皇帝」が貫く義理人情
第2章 習近平―圧倒的な権力と恐怖支配
第3章 ドナルド・トランプ―「下品力」を武器に大衆を味方に
第4章 金正恩―先代とは異なる狡猾さと剛腕
第5章 バッシャール・アル・アサド―“したたかな独裁者”のリアリズム
第6章 エンベル・ホッジャ―アルバニアに君臨した“史上最強”の独裁者
第7章 アドルフ・ヒトラー―誰も真似できない「ニヒリズム独裁」
第8章 毛沢東―「神話」を生み出すプラグマティズム
第9章 ヨシフ・スターリン―実直な職業革命家の「理想の世界」
第10章 カダフィ大佐―新しい国づくりと自滅の末路
第11章 金日成―「愛」を実践しようとした建国の父
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。85年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に勤務。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。2005年に著した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞、06年の『自壊する帝国』(新潮社)で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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