出版社内容情報
暴力団も警察も恐れた史上最凶の半グレ集団「怒羅権」――。なぜ怒羅権は誕生したのか? なぜヤクザすらも恐れたのか? なぜ警察権力に歯向かい続けたのか? なぜマフィア化したのか? 謎に包まれた実態を初代総長・佐々木秀夫が初めて語った!
※本書は2022年2月刊行の単行本『怒羅権 初代 ヤクザが恐れる最凶マフィアをつくった男』を文庫化したものです。
内容説明
1980年代後半、東京都江戸川区葛西。中国残留孤児2世グループによって「怒羅権」は結成された。暴走族との抗争と血みどろの暴力事件。強盗、殺人、覚せい剤密輸など数々の凶悪犯罪。ヤクザも警察も恐れる最凶不良集団は巨大化し、闇社会に君臨する。しかし、その全貌は長らく謎のベールに包まれていた。創設メンバーで初代総長でもある著者が「怒羅権」の結成からマフィア化の経緯まで、組織の全内幕を初めて明かした問題作がついに文庫化。
目次
第1章 浦安ウエスタン事件(「刺された!おい、刺されたぞ!」;サバイバルナイフと“ランボー2” ほか)
第2章 「差別」への怒りと「仲間」(二重の差別;初めてのタイマンで得た仲間 ほか)
第3章 仲間との「絆」、そして「死」(三代目総長・佐々木秀夫;ソープ嬢と付き合っている中学生 ほか)
第4章 マフィア化する怒羅権(奪われた正業;ヤクザとの会合 ほか)
第5章 私が愛した家族と怒羅権(妻による通報;深い愛ゆえに増幅する憎しみ ほか)
著者等紹介
佐々木秀夫[ササキヒデオ]
本名・張〓興(ジャン・ロンシン)。1970年、中国河北省唐山市楽亭県生まれ。中国残留孤児の母親の引き揚げにともなって81年に来日。86年、江戸川区立葛西中学校の同級生など中国残留孤児2世の仲間6人とともに「怒羅権」を結成し、初代総長に就任する。2000年代初頭からはマフィア化した怒羅権をボスとして率いた。恐喝、傷害、強盗、殺人未遂、銃刀法違反、覚せい剤取締法違反など、通算10年に及ぶ服役を経験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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