出版社内容情報
今年は空海誕生1250年、高野山では5月14日~7月4日にかけて『弘法大師(空海)生誕1250年大法会』が開かれます。それにあわせて、2013年に発行した文庫『まんがと図解でわかる空海と密教』を再編集。よりわかりやすく、より読んで面白い文庫として復活しました。いままでにはない、日本最大の宗教家・空海と彼が切り開いた密教のすべてがわかります。
内容説明
日本仏教界の巨人のひとり、空海。2023年は空海の生誕1250年にあたります。中国の聖地、青龍寺で恵果和尚から密教の奥義を学び、現代まで密教を根付かせた空海は、弘法大師と呼ばれ、人々に親しまれてきました。その空海の生涯や彼が広めた密教の奥義をぎゅっと一冊に凝縮。さらに曼荼羅や仏像の意味、密教の修行なども解説します。初めて空海に触れる人だけでなく、学び直したい人にも最適な入門書です。空海の言葉や密教寺院ガイドも収録しています。
目次
序章 仏教って何?密教って何?―仏教における人生の目的とは?(意外と知らない仏教の基礎知識(1) 仏教の目的って何?
意外と知らない仏教の基礎知識(2) 仏教の教えって何? ほか)
第1章 空海ってどんな人?―自ら道を切り開く、たくましきエリート(出世を目指して上京し、世の中の不条理を実感―蓄えた知識でも解決できない「問題」はある;仏教を志し唐へ!官僧となり「空海」を名乗る―ありきたりの道を捨てて「自分の人生」を生きる ほか)
第2章 「即身成仏」って何?―密教の“悟り”が人生にもたらすもの(「悟り」とは宇宙と合一すること―正しい行いの実践により人は悟りを開ける;森羅万象をあらしめる根源的な本体「六大」―この世の万物は「六大」により構成される ほか)
第3章 曼荼羅と仏像の意味―密教美術に秘められた奥深き仏の世界(曼荼羅とは何か?―言葉では表せない悟りの世界が広がる;金剛界曼荼羅とは何か?―堅固な智慧は一切の煩悩を打ち砕く ほか)
第4章 密教の修行とは?―密教に生き、新たな生命を得るために(密教の修行の考え方「三密」とは?―身体と意識に働きかけ大日如来との合一を目指す;手印にはどんな意味がある?―自らを仏と合わせ仏の姿を自らに宿す ほか)
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業、東京大学大学院人文科学研究課博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は作家、宗教学者、東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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