出版社内容情報
ものを捨てすぎて後悔する、思い出のものまで捨てて心にぽっかり穴があくなど、過度な捨てるブームのなかで憔悴している人、「捨てなければ」「減らさなければ」という切迫感に焦り、できない自分に失望してしまう人のために、捨てない暮らしを提案します。巻頭インタビューに五木寛之さんを迎え、捨てなくても残された家族が困らない方法、譲るリストのつくり方などを紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
73
あ~私が望んでいた本だと思い即買いです📚まずは大好きな五木寛之先生。何十年も物を大切にしておられます。そして色白美肌(さすが北海道ご出身)な京極夏彦先生のお部屋も素敵過ぎ、これは凄い!と思っていたら田原総一朗さんはもっと凄かった😲笑っちゃいましたがすごーくお仕事の出来る方の書斎だと思いました!資料の山ですね✨✨✨ミニマリストを全く目指していない私、物は滅多に捨てませんが捨てようとなった時、この本を引っ張り出して思い直したいです😊好きなものに囲まれていると認知症の予防にもなるそうです(#^.^#)2023/06/22
たまきら
48
読み友さんの感想を読んで楽しみにしていた本です。んも~、五木先生ったら相変わらず素敵ですねえ。家の散らかりを非難されたら、この言葉を引用できるなあ…な~んてニヤニヤしながら読みました。先生のお家の写真がないのは反則ですが。今を時めく牧野博士のお家が紹介されていないけれど、彼の部屋はすごかったなあ…!娘は京極さんの書斎にうっとり。うん、わかる!こういう「モノが多い」は好きです。田原さんの「死んだら娘に任せる」な雑然っぷりは、喝!大変白かったです。2023/07/25
くさてる
27
良いタイトルだな!と笑いました。断捨離からとことん離れた地平に住まう皆さまは、これこそが人生であり生活なのだから、問題ないのでは。個人的には、そんなコレクションをこうやって眺めさせてもらえてとても楽しい。捨てない、の先、自分がいなくなったあとのモノの行先までちゃんと考えておこう、という箇所もあるのが良かったです。2023/08/03
阿部義彦
26
はい、出たばかりの宝島社のムック本です。多分買った同胞も多いのじゃないですかな?私の生き方方針として、部屋に本棚のない人とは付き合いたくない!というのがあります。吉田豪さんも仰てますが、結局データで保存してもそのサービスが自分が生きている間続くかと言う保証は何も無い訳で、倒産などにより終了したら根こそぎ無くなる訳ですし、現物が手元に有るって可成の安心感と満足感が有るのですよね。断捨離流行りに逆行する訳では無いものの此処に載ってる室内の写真どれも魅力的ですね。狭いワンルームでも私もめげずに暮らしてます。2023/04/22
FOTD
23
五木寛之さん、京極夏彦さん、田原総一郎さん達のモノに囲まれた生活が、ものすごく力強く迫ってくる本。圧倒されるとはこのことだ。「未読本はいくらあっても構わないけど、積むのはやめましょう。命に関わりますから」って京極さん。笑ってしまった。 最後10ページぐらいは遺品整理について。残された家族が困らないように、モノの行き先については伝えておくようにしたい。大変参考になった。2023/12/02