日銀 利上げの衝撃

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日銀 利上げの衝撃

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299041180
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C0033

出版社内容情報

2023年4月8日、2期10年に及んだ黒田日銀総裁から新総裁に交代します。新総裁の方針は日本の為替や経済に大きな影響を与えることは必至です。本書では、新総裁を含め日銀人事はどうなるのかをはじめ、「金利の今後」「不景気の株高を含めた株バブルは起こるのか」「国債引き受け量変化の見通し」「緩和の出口戦略をどうするのか」などについて、金融・経済の専門家が分析、解説しながら今後の展開についてシナリオを提示します。

内容説明

2023年4月、異次元の金融緩和を維持してきた日銀の黒田体制がいよいよ終了する。日本経済が大きな転換期に来ている今、次期総裁はどんな策を練っているのか。気鋭の4人の論客が今後の展望を語る。

目次

第1章 金融正常化には10年以上かかる―加谷珪一(経済評論家)(量的緩和だけで経済は成長しない;日本はスタグフレーションに入っている ほか)
第2章 岸田政権の意向が色濃く反映される―〓橋洋一(数量政策学者)(「利上げか・利上げではないのか」混乱の裏側;利上げした理由は歪みの修正ではない ほか)
第3章 賃金抑制の構造問題解決が急務―熊野英生(経済学者)(「バランスの取れた人選」。和して同ぜず;新総裁が最初に着手するのは、出口への道筋 ほか)
第4章 金融緩和政策は限界に近づいている―須田慎一郎(経済ジャーナリスト)(2%の物価目標は、まだ道半ばの状態;過去10年間の金融政策はいわば「寄せ木細工」 ほか)

著者等紹介

加谷珪一[カヤケイイチ]
経済評論家。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。その後、コンサルティング会社を設立し、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は各誌に連載を持つほか、テレビやラジオで解説者・コメンテーターを務める

〓橋洋一[タカハシヨウイチ]
数量政策学者。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。現在は嘉悦大学ビジネス創造学部教授、株式会社政策工房代表取締役会長を務める

熊野英生[クマノヒデオ]
経済学者。1967年7月、山口県生まれ。1990年3月、横浜国立大学経済学部卒。1990年4月、日本銀行入行。2000年8月、第一生命経済研究所入社。2011年4月より首席エコノミスト。日本ファイナンシャル・プランナーズ協会常務理事兼任

須田慎一郎[スダシンイチロウ]
経済ジャーナリスト。日本大学経済学部卒。経済紙の記者を経て、フリージャーナリストに。新聞、雑誌などで執筆活動を続けるかたわら、テレビ、ラジオ、YouTubeチャンネルなど、多方面で活躍。2007年から2012年まで内閣府、多重債務者対策本部有識者会議委員を務め、政界・官界・財界での豊富な人脈を基に、数々のスクープを連発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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