宝島社文庫<br> 怪物

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宝島社文庫
怪物

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299039286
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

“怪物”とは一体だれなのか。その正体とは……!?
日本を代表するストーリーテラー・坂元裕二(脚本/『花束みたいな恋をした』)と映像作家・是枝裕和(監督/『万引き家族』)が初めてタッグを組んで描いた圧巻の人間ドラマ、映画『怪物』。いよいよ6月2日(金)に劇場公開されます。それに先駆けて、完全ノベライズ版が登場。坂元×是枝の“物語”を存分に小説で味わうことができます。

(C)2023「怪物」製作委員会

内容説明

「豚の脳を移植した人間は?人間?豚?」シングルマザーの早織に、息子の湊が投げかけた奇妙な質問。それ以降、不審な行動を繰り返す湊に、早織は学校でのいじめを疑うが…。母親・教師・子供の3つの視点から語られる物語に潜む“怪物”の正体とは。日本を代表するストーリーテラー・坂元裕二と映像作家・是枝裕和が初めてタッグを組んで描く、圧巻の人間ドラマ、完全小説化!

著者等紹介

坂元裕二[サカモトユウジ]
1967年生まれ、大阪府出身。19歳で第1回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞しデビュー。「わたしたちの教科書」(CX)で第26回向田邦子賞、「それでも、生きてゆく」(CX)で芸術選奨新人賞、「最高の離婚」(CX)で日本民間放送連盟賞最優秀賞、「Mother」(NTV)で第19回橋田賞、「Woman」(NTV)で日本民間放送連盟賞最優秀賞、「カルテット」(TBS)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuko Ohta

173
小説の映画化ではなくて映画の小説化だから、そのまんまの話なのは当たり前。映画を観て腑に落ちなかったシーンをするりと解説してくれているかのようです。是枝監督作品はなんとなく鼻について、今まで世間で評価されるほどには好きになれなかったけれど、本作はすごく好きでした。予告編を観て子どもを想う母親vsイカれた教師を想像していた自分の浅はかさを思い知らされました。少しだけ気になっていたシーンの所以がわかってスッキリ。だけど不思議なことに、スッキリすると余韻も薄れる。映画を観てから本作も読むことをお勧めします。2023/06/13

のりすけ

156
映画は前に観ている。母親視点、教師視点、少年視点、三つの視点から見えてくる世界は痛々しい。悪人はいないのに悪人に見られてしまう辛さ。事故は校長が犯人なんだろう。だからあのセリフが出てくるんだと思う。そして湊と依里は多分…。映画もとても良かったので、観てほしいなーと思ったり。 2024/12/02

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

143
映画を観ていてもたってもいられなくてノベライズを読みました。母親視点を見ている時は母親に同情して苦しくなって、先生視点を見ると先生が可哀想になって、子どもの視点を見ると全部が繋がって、誰がどうしたら良かったんだろうって苦しくなってしまった。麦野くんも星川くんも間違ってない。2人が過ごした時間は本物だし、大切に想ったままでいてほしい。映像だと特にトロンボーンとホルンのシーンが好きです。あれは怪物の雄叫びなのかな。誰かを突き動かす、そんな悲鳴。2023/07/06

アキ

132
カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した作品。母親から、担任の先生から、そして小学生の麦野湊からの視点で物語はすすむ。脚本家の著者は「自分が被害者であることには敏感だが、自分が加害者だと気づくのは難しい」と自らの体験から気づき、この物語を構想した。この映画はクィア・パルム賞も受賞している。審査員長のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が「人の命を救う映画になっている」と評した。「お前の脳は豚の脳が入っている」との言葉も本を読んで理解できた。映画の後の原作(脚本)読みもいいですね。映画では坂本龍一の音楽が沁みます。2023/06/08

ケンイチミズバ

131
人は見えている断片や知識のみで安易に意見を述べる。感情的になればなるほど自分は正しい、だから相手は正しくないと、理性を無くした感情の怪物になってしまう。母親から見ればこの教師は今この瞬間だけ切り取れば確かにモンスターに見えた。この担任から見れば自分を追い詰め追い込んだのは事なかれの学校や事実誤認の親たち、やる気のない校長で、生徒も周囲も全てがモンスターに見えた。ただ、湊の心と体に起きたことは、それらとは別のもので、子供が思い悩み口にできないことで起きた不幸だったが、それも含めて親にも教師にも見えなかった。2023/05/29

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