宝島社新書
徳川15代の定説を覆す

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299039118
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0221

出版社内容情報

2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で、家康への関心が高まっている。本書では家康を含めた徳川15代の「定説」を検証しながら、意外な江戸時代の「真実」を描き出していきます。「家康は系図を改ざんした」「生類憐みの令の綱吉は有能な将軍だった」など、従来の「定説」と思われていた徳川15代のイメージを覆す「逆説」的な像を、大ヒットシリーズ『逆説の日本史』の著者・井沢元彦が独自の切り口で描き出します。

内容説明

鎌倉、室町に続き3番目の幕府だった「江戸幕府」は、260年という史上最長の武士の政権となった。本書は徳川15代にまつわる「定説」を検証。家康をはじめ、15人の将軍たちの実像に迫ります。「家康は系図を改ざんした」「生類憐みの令の綱吉は有能な将軍だった」など、「定説」と思われていた従来の徳川15代のイメージを覆す意外な江戸時代の「真実」を、大ヒットシリーズ『逆説の日本史』著者・井沢元彦が独自の切り口で描き出します。

目次

第1章 徳川家康に関する「定説」を覆す(徳川家は源氏の血筋なので家康も征夷大将軍になれた;家康は労せずして天下を取った;「しかみ像」は後世の画家が描いた「創作」だった;徳川家康の家臣はみな忠臣だった;家康は秀頼を殺して豊臣家を根絶やしにするつもりだった)
第2章 徳川15代の定説を覆す(徳川幕府を倒したのは薩長を中心とする幕末の雄藩だった;「生類憐れみの令」の徳川綱吉は無能な将軍だった;忠臣蔵は主君の仇を討った赤穂浪士の美談;「暴れん坊将軍」吉宗は庶民に人気者だった;徳川慶喜は愚鈍な将軍だった)
第3章 家康と徳川幕府に関する意外な真実(家康が「神」になれたのは、信長が「神」になりそこねたから;家康は熟女好みで健康オタクだった;幻の十一代将軍・徳川家基;秀忠の「出来心」が松平容保の不運に?;家康が朝鮮に出兵していたら、江戸幕府は生まれなかった)

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、TBSに入社。報道局社会部記者時代の1980年に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在、YouTubeで動画『井沢元彦の逆説チャンネル』を配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

22
主君に忠義を捧げさせるために家康が導入した朱子学。それが、幕末に主君は天皇だと革命を起こさせ、商いは卑しいという思想が経済悪化を招き、徳川幕府崩壊の主因になろうとは。ともあれ、三百年以上も人々を動かした朱子学は宗教以上の何ものでもない。更に言えば、邪義邪宗。2023/11/27

誰かのプリン

6
殆ど全部と言って良いくらい、伊沢氏の著書逆説シリーズに載ってある内容。取り立て新鮮味は無い。2024/10/18

読書国の仮住まい

2
大河ドラマに影響されたか、家康に対する記述が多め。 系図を書き換えて源氏の血筋とした。 謀略、離反、叛逆と家康の家臣は決して忠臣ではない。 家康は元々豊臣家を滅ぼすつもりはなかった。 人生50年時代に老年であった彼が、15年も待っているのが証拠。 豊臣家の重臣よりも長生きしたのが勝因だろう。 井沢作品に触れてきた読者にはそう目新しい内容ではないかな。 綱吉が有能であったとか。 赤穂事件は集団リンチとか。 吉宗が嫌われ者とか。 慶喜は負けて逃げたことが結果的に日本国に幸運をもたらしたので『マイナスの英雄』。2024/09/02

Hachi_bee

1
@m_izawa 読み物として1時間程で楽しく読めた。定説を解説した後のページでそれを覆す説を解説するというパターンなので、「歴史にまったく関心がな」い方々が大河ドラマをきっかけに本書を手に取ったとしても、面白く読める……かも。 僕は本書をきっかけに↓を見てみようかな。 https://www.youtube.com/channel/UC4v4zuLLSGUTnr8YG2SYBjw 井沢氏の「氏」「姓」の解説には疑義を持つ。学校で習ったことと違うぞ。また、タイトルは「徳川15代」だが15代扱っていない。2023/03/26

手ぬぐいゲッター

0
文書に残っていないことでも、当時の人の常識で考えると分かることがある、というのはそんな気がすると思うけど、当時の人の常識を理解するのが難しいと思った。2024/06/01

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