宝島社新書<br> 孤独という病

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宝島社新書
孤独という病

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299036674
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

生物学者が生存戦略の視点から説く、
現代人のための「孤独の飼い慣らし方」!

いま、日本人の約4割がなんらかの形で孤独を感じているという。

心身の健康リスクをもたらし、テロや無差別殺傷の引き金にもなるといわれる“現代の伝染病”が、
私たちに不安や寂しさを抱かせる理由とは? 

「孤独の起源」を読み解くヒントは、人類の祖先が狩猟採集を行っていた時代の生活様式にあった。
現代を生きる我々は「ひとりぼっちを回避することによって生き延びた人びと」の末裔(まつえい)なのである――。

他生物との比較を交え、気鋭の生物学者が解き明かす、知られざる孤独の正体と処方箋!

〇「孤独になると死ぬ」という人類のトラウマ
〇「仲間を助ける」は生物界においては珍事
〇オランウータンのワンオペ育児は合理的
〇一匹狼は孤独を愛していないという事実
〇無益な争いを回避するサルの階級社会
〇ボノボの疑似セックスは孤独回避の知恵
〇生物界では「不倫」も立派な生存戦略
〇「みんなと同じことをやれ」の教育が孤独を生む
〇弱い個体ほど集団で群れたがる
〇「人生の意味」という妄想が人を苦しめる

内容説明

いま、日本人の約4割がなんらかの形で孤独を感じているという。心身の健康リスクをもたらし、テロや無差別殺傷の引き金にもなるといわれる“現代の伝染病”が、私たちに不安や寂しさを抱かせる理由とは?「孤独の起源」を読み解くヒントは、人類の祖先が狩猟採集を行っていた時代の生活様式にあった。現代を生きる我々は「ひとりぼっちを回避することによって生き延びた人々」の末裔なのである―。他生物との比較を交え、気鋭の生物学者が解き明かす、知られざる孤独の正体と処方箋!

目次

第1章 人間にとって孤独とは何か?(そもそも孤独とは何か;孤独はいつから「恐怖の対象」になったのか ほか)
第2章 生物にとって孤独とは何か?(一匹狼は孤独を愛していないという事実;本当は群れに戻りたくて仕方がない ほか)
第3章 孤独と日本人(現代人の孤独は社会が生み出した;人間の自殺、生物の自殺 ほか)
第4章 孤独の飼い慣らし方(価値観の押しつけで孤独は解決しない;孤独を感じやすい人と感じにくい人 ほか)

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、TAKAO 599 MUSEUM名誉館長。カミキリムシの収集家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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テツ

15
生物が群れをなす=孤独を避ける理由なんて、ただそれが生存するために有利だったからというだけのこと。衣食住を独りで手に入れることが容易な現代社会の中で生きているのなら、それを自ら望みそのための環境を整えさえしたら、孤独だとしても生存することに何の不都合もない。なのに何故孤独を絶対的に悪いモノとして扱うのか。それって無意識に洗脳された価値観をベースにしてないかというお話。人生になんて意味も価値もない。孤独を望むか望まないかも勝手に決めたらいい。自分が望む在り方はどういう形なのか。それをしっかり想像する。2023/02/13

まゆまゆ

14
かつて人類は狩猟など生きるために群れを作って生存をはたしてきたが、そこから数千年の時を経て孤独でも生き延びることができるようになった現代において、孤独とは心の問題であるということを語る内容。生きることに意味などなく、意味を持たせようとしなくても良い。悩まずに自分にとって一番良い行動を取ることが、実は一番の孤独への対策である。2023/02/07

ほじゅどー

9
★★★★孤独とは何か?孤独は悪いものか?孤独は病か?人と群れるよりも孤独な「おひとりさま」の方が気楽という人もいれば、たくさんの知り合いに囲まれていても心の中で孤独を感じる人もいる。結局、孤独は人それぞれの心の問題なのかもしれない。人間はあらゆることに意味があると考えるもの。だから人生の意味を求め続けてしまう。しかし、実は、人生に意味はない。これを認める。必ず役に立とうなんて思わなくていい。自分の人生を楽しく生きることを心がければいい。「働かざる者食うべからず」は労働者をこき使う側のプロパガンダだし。2023/04/11

coldsurgeon

9
「生きることの意味を問い続ける」現代社会により生み出された孤独という病の根は深い。生物は、生存し世代をつなげるために群れを作り、時として孤独に過ごすものもいる。現代社会は、孤独に生きることを可能とした社会なのに、日本の現政権は、マイノリティへの差別を容認するというメッセージを暗に発信して、孤独を攻撃する。「社会の役に立たなくていい」というマインドを持って「自分の人生を楽しく生きる」ことを心掛けろと、著者はいう。納得します。2023/01/06

青空晴太

5
「人生の意味などない」という一文が印象に残りました。 考えてみれば他の生物は、そんなこと考えてなくて、自分が生きてゆくことと種の保存のみがあるだけ。 多分私の残りの人生は30年くらい。好きなことだけ考えて生きていこう。2023/01/12

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