出版社内容情報
迷惑なバカはなぜ増えたのか?
ネット炎上やあおり運転、陰謀論の流布など、「バカ」が引き起こすトラブルは絶えない。
生物学者・池田清彦氏が本書で「バカ」とするのは「概念が孕む正しい同一性はひとつしかない」と思い込む人のこと。
視野狭窄で他人の意見に耳を貸さない彼らは、自らの信じる「正義」や「真実」を周囲にも押しつけようとし、それを受け入れない相手を「敵」認定し攻撃する。
しかし、こうした「バカ」化は、進化を遂げた人類にとって、一種の宿命でもあった――。
暴走を続ける「バカ」につけるクスリはあるのか?
内容説明
ネット炎上やあおり運転、陰謀論の流布やロシア叩きなど、「バカ」が引き起こすトラブルは絶えることがない。本書が「バカ」とするのは「概念が孕む同一性はひとつしかない」と思い込む人のこと。視野狭窄で他人の意見に耳を貸さない彼らは、自らの信じる「正義」や「真実」を周囲にも押しつけようとし、それを受け入れない相手を「敵」認定し攻撃する。しかし、こうした「バカ」化は、進化を遂げた人類にとって、一種の宿命でもあった―。暴走を続ける「バカ」につけるクスリはあるのか?
目次
第1章 バカとは何か(人間はどうしてバカになるのか;犬よりもバカなのは人間? ほか)
第2章 ますますバカになる日本人(プーチンのウクライナ侵攻でバカが大量発生中;ロシアを罵倒するのは「気持ちがいいから」 ほか)
第3章 バカを量産する日本の教育(小学校から始まるバカ化教育;画一的な教育が自分の頭で考えない国民をつくる ほか)
第4章 バカにつけるクスリ(「バカの災厄」から身を守るには;古今東西の賢い人が用いてきたバカ対策 ほか)
著者等紹介
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、TAKAO 599 MUSEUM名誉館長。カミキリムシの収集家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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