宝島SUGOI文庫
「日本史」の最新常識 驚きの125

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299026262
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

日本の稲作は縄文時代からあった! このことは、すでに常識になりつつあります。しかし、弥生時代に日本の先進地域が日本海沿岸だったことを知っている人はほとんどいません。大和王朝も現在ではヤマト王権と呼ばれ、豪族の連合政権であったことが明らかになっています。いま、新たな発掘や新たな歴史史料で歴史の常識が大きく変わっています。そして、2022年の大河ドラマの舞台である鎌倉時代の歴史認識も大きく変わりつつあります。その日本史の新常識を明らかにします。目からうろこ間違いなしです。書籍『図説「日本史」の最新常識 驚きの100』(2018年刊行)の増補・改訂・文庫化となります。

内容説明

次々に新しい発見が続く歴史の世界。そのたびに、歴史が大きく書き換えられていく。弥生時代は稲作が始まったから弥生時代のはずなのに、いまでは縄文時代の後半から稲作が始まったとされている。源義経が壇ノ浦で平家に勝利したのは、潮流の反転が要因であるとされていたが、いまではそれも疑問視されている。私たちが学校で習った歴史は、もう通用しない。本書では、最新の史料によって明らかになった歴史の真実を紹介する。目からウロコの一冊だ。

目次

第1章 日本の古代の歴史がひっくり返る―新常識 旧石器時代から弥生時代まで
第2章 ヤマト王権よりすごい王国があった!―新常識 古墳時代から平安時代まで
第3章 大河ドラマもびっくり―新常識 鎌倉時代
第4章 誰も知らなかった武将の素顔―新常識 室町時代から戦国時代まで
第5章 ギリギリで勝った関ヶ原の家康―新常識 安土桃山時代
第6章 実は非常に明るかった江戸、暗かった明治―新常識 江戸時代から明治時代まで

著者等紹介

小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡県生まれ。静岡大学名誉教授。専門は日本中世史、特に戦国時代史。(公財)日本城郭協会理事長、静岡県地域史研究会会長を務める。国史学会、静岡古城研究会などに所属。1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。2009年、静岡大学を定年退職。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほうむず

2
○アマテラスといえば天岩戸神話が有名。火山の噴火という解釈とは別に、山上の城に立て篭もるアマテラスを、アメノウズメらが攻撃したいう解釈がある →皇室の祖神とされ、伊勢神宮に祀られているアマテラスであるが、明治になるまで天皇は誰一人参拝した者はいなかった。 →アマテラス=ニギハヤヒ=サルタヒコであり、出雲のオオクニヌシと同様の、侵略され国を奪われた国津神とすれば、伊勢神宮も怨霊を祀り鎮めるための存在であるいえる。国土を奪われたニギハヤヒはアマテラスと同体だから、アマテラスを祀る伊勢神宮を天皇家が避けていた。2022/07/31

ほうむず

2
○スサノオは、ヤマタノオロチを退治し、尾より出てきた剣をアマテラスに献上する。出雲の人々が、鉄器を製造する技術を持つ先進的な集団であったことを示している →出雲の人よりも関東の人の方が、大陸由来の人に近いDNAを持っている。東北の人も出雲の人に近いDNAであり、近しい関係。日本海を通じて交流をもっていた。 東北や出雲に縄文人の影響が残っている →オオクニヌシが先住民に溶け込んだという神話と合致し、出雲には天津神以前に、スサノオに代表される別系統の渡来人が入植し、先住民と混血し、大きな勢力を築いていった 2022/07/31

bittersweet symphony

0
黒田日出夫さんの図像学研究による源頼朝像が実は源頼朝の像ではなく足利尊氏像が実は足利尊氏の像ではない、というような大きな転回を感じるネタはほとんどありませんでした。新常識とされるものの中に本当に重要や情報やきちんとオーサライズさせて定説になっている情報もほとんどありません。2022/04/05

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